以前、内窓と硝子取替をして下さったお客様からのご依頼でした。
左官職人だった旦那さんが、左官材で壁を塗ったが劣化でムラになってきてしまったので、クロス仕上げにしたいという事と、勝手口があるけど出入りもせず全く使わないので、このままボードで塞いでほしいというご要望でした。

8帖のダイニング・キッチンとなります。

今回1面のみ増張りではなく解体しないと冷蔵庫が入らなくなってしまいそうでしたので、1面のみ解体を伴う作業となりました。
これだけの面積を解体するだけでもボードのゴミが大量で、土嚢袋10袋程となりました。

2日間の工程でベニヤと石膏ボードを張っていきます。
下地材の少ない部分も併せて補強をしておきました。

1日目の午前中は家具移動、木材の搬入、養生ﾎﾞｰﾄﾞの設置、解体作業でしたので、実質1.5日で張り終えました。

3日目はパテ処理です。
パテ処理で埋めないと、ボードの継ぎ目、ビス穴も凹んだままになってしまい、クロスも綺麗に貼れません。
またクラック（ひび割れ）防止という役割もあります。
なので、全ての継ぎ目、ビス穴をパテで埋め、平になるまで重ね塗りを行います。


4日目はクロス貼り、清掃、家具移動をして全ての工程が終了です。

室内がとても明るくなったとご家族の方からもお喜びのお声をいただく事ができました。
天井もジプトーン天井から真っ白のクロスとなり、ご家族の食卓を明るく照らしてくれそうです。
この機会にとお使いになられていない食器等と中型の棚一つ処分したので、空間も広くなりました。
冷蔵庫もピッタリと元の位置に収まりました。

窓下のみ汚れ目立ち防止という事で、アクセント調で木目柄にしました。
ちなみに今回お使いいただいたクロス（壁、天井、窓下の3種）は全て通気性や抗菌、防カビ効果がある製品です。

工事としては4日間だったのですが、中空き等もあり6日間、食事を和室の居間で食事をとっていただく等、ご不便もお掛け致しました。
色々ありがとうございました。