以前、玄関ドアのお取替えをさせていただいたお客様からキッチンリフォームもしたいというご依頼をいただきました。
元々は壁付けの非対面式のキッチンだったのですが、思い切ってレイアウトを変更したいというご要望もあり対面式のキッチンへ変更する事となりました。

レイアウトプランや住宅設備メーカーのショールームで実際にどのようなキッチン設備にするか、3DCADを使ってクロスや床の色決め等、何度もお打ち合わせを重ねて工事に入っていきました。

既設のキッチンは窓側に向かって壁付けになっていました。
勝手口からほとんど出入りしないそうで、勝手口の土間をなくしてキッチンとフラットにするプランになっています。

まず作業に入る前に水道・ガスを止めてガス管、給排水管を外し、現状のキッチンを撤去していきます。
次にタイル壁やクロスを剥がして壁を解体します。

右上写真にある黒いシートは防水シートでタイル目地などから水漏れしても木部まで漏水しないように張られています。
さらに防水シート下のタイル下地となるバラ板という木材も見えてきています。
※ダイニングテーブルは今回処分するものです。

大工工事の様子で対面キッチンの造作壁なども出来てきています。
お施主様のご要望で造作壁上部（吊り戸棚上）部分にインテリアを置きたいとの事でしたので、くり抜かれています。
吊り戸棚も設置するので、大工さんと相談し3.5寸柱を入れて強度面にも考慮されております。（お施主様も「立派な柱、地震が来たらこれに捕まろうかしら」とおっしゃられる程です）

明日、キッチン設備が組まれて設置される予定なので、キッチン設備メーカーさんにも来ていただき、最終確認のお打ち合わせも行いました。

天候がぐずつきましたがキッチン設備本体の搬入・組み立ても無事に終わり、大工さんの仕上げや給排水の接続等も完了して、左上写真はクロス屋さんがクロスを張って下さっている様子です。

最終のお引渡しの日に電気屋さんに来ていただき、照明器具・コンセントカバー・給湯リモコン・新しい分電盤の設置などを行っていただきました。
ガスの接続をして、最後にクリーニングを行い全ての工程が終了です。

キッチンのレイアウト変更に伴い窓の位置を変える為、外壁の方も触らないといけなかったので板金工事も行いました。
元々1ヶ所だった窓の位置や大きさを変えて、採光などにも配慮し施工後は窓が3ヶ所となりました。
担当営業が「一番難儀した。笑」と言っていましたが違和感も全く感じず、板金外壁部分のショコラ色がアクセントになって施工前と比べると洒落た感じになりましたね。

窓廻りにもコーキングをしっかり充填し、室内への水漏れや雨漏り対策も行われています。

お伺いするといつもワンちゃんを抱っこされている犬好きな奥様のご希望で、造作壁のクロスは木目調にスヌーピーのイラストが入っているものをチョイスしました。
キャラクターが入っていると近くで見ないとわからないくらいで、くどさもあまり感じません。
写真だとわかりにくいかもしれませんが、天井はグレー色でこちらも良い色味です。

お施主様からも「クロスの継ぎ目も全然わからず、綺麗に仕上がっているね」お声をいただく程、綺麗に仕上がっています。

フローリング材もYKK APのタフテクトF「グランドウォールナット色」という新色を使ったのですが、キッチンの色やクロスの色とも合っていて落ち着いた雰囲気となりました。
9日間もの長い間、キッチンが使用できず毎食お弁当や外食で大変ご不便だったかと思いますが、今日から思う存分新しいキッチンでお料理していただけますね。（この後、調理器具・食器の移動など一仕事はあるかと思いますが）


ご相談中からお引渡しまで何度もお打合せのお時間を割いて下さったり、お会いすると気さくに色々お話して下さったり、K様この度は色々ありがとうございました。
協力業者さんも天候の悪い日が続く中、ご協力ありがとうございました。
今後も長いお付き合い宜しくお願い致します。